上部頸椎カイロプラクティックの目的は「首の骨を正しい位置に調整し、神経エネルギーの流れを正常にする」ことです。
神経エネルギーの流れを正常にすることで、『自然治癒力』『生命力』が最大限に働く本来の身体を取り戻すことが可能になります。
カイロプラクティック・テクニックの3系統
カイロプラクティックには様々なテクニックがありますが、大まかに3つの系統に分けることが出来ます。
その3系統は即ち骨格系、筋肉系、神経系になります。
どの系統に重点を置いた施術法かによって、様々な特徴のテクニックが生まれました。
骨格系に対するカイロプラクティック・テクニックでは、歪みのある椎骨を矯正し、その椎骨を正しい位置に戻すことを目的としています。
そうすることにより、神経の流れが良くなり、次いで筋肉にも良い影響が現れます。
筋肉に対するカイロプラクティック・テクニックでは、先ずは筋肉の緊張や弛緩に対し施術を行います。
この方法では筋肉から骨格に影響し、最後に神経系に良い影響が及ぼされます。
神経系に重点を置くカイロプラクティック・テクニックでは、筋肉や骨格には重点は置かず、神経エネルギーの流れだけに注目します。
神経エネルギーの流れが良くなると筋肉から骨格へと良い影響が及びます。
上部頸椎カイロプラクティックはこれら3系統のうちの神経系になります。
なぜ、上部頸椎カイロプラクティックは神経系統に重きを置いているのか?
神経エネルギーに対する干渉や圧迫はどのようにして起こるのか。
骨は自分自身の力では動くことはできません。
骨を動かしているのは筋肉です。
という事は、筋肉のアンバランスが原因で骨格に悪影響を与えたのでしょうか。
しかし、筋肉は自分で考え自分で動くわけではありません。
筋肉はそれぞれの筋肉に対する神経の指令によってのみ動かすことが出来ます。
つまり、骨は筋肉のよってのみ動かすことができ、筋肉は神経の指令によってのみ動かすことが出来るのです。
それゆえ、上部頸椎カイロプラクティックでは神経系にアプローチすることが最も意味のある事であり、最も効果的であると考えられています。