神経伝達の妨害。あるよりないほうが良い。

上部頸椎の歪みによる神経伝達の妨害。

もちろん、あるよりかはない方が良いですが、
あるからと言って必ずしも病気や症状が出るとは限らない。

少しだけ目が悪い人ならメガネをかけずに生活は出来ます。
しかし見えにくいことが原因でケガをする可能性もあります。

少しの雨なら傘は必要ないかも知れません。
しかしそのせいで風邪を引くかも知れません。

上部頸椎の歪みもそのようなものです。

神経伝達の妨害。
あるよりかはない方が良いことは確実です。

 


瞬時に身体が改善することはありません

子供の成長にも時間の経過が必要であり、

河川の汚染の回復にも清流に戻るまでにはそれなりの時間を要し、

失われた森林の回復にも時間を要す。

自然療法における回復には当然のことながら時間が必要になります。

 


身体の内部から効く

首の調整後、神経伝達の妨害・圧迫が取り除かれることにより、
上部頸椎の変位によって緊張を強いられてきた筋肉や靭帯が緩和されます。

すると椎骨のバランスや四肢の関節等の回復が容易になり、
時間の経過とともに骨格の正常域が確保されていきます。

また神経伝達の妨害・圧迫に関連したクライアントが訴える諸々の自覚症状も、
『生命力』『自然治癒力』の判断の元に治癒してゆくことになります。

 


代償作用

腰痛で来られるクライアントさまに対しても、
腰の骨は触らず上部頸椎(首の骨)のみの施術になります。

首の骨しか触っていないのに腰痛が消えると、

『摩訶不思議』『ゴッドハンド』
『先生の超能力』『すごい!』

と思われるクライアントさまが多いです。

しかしこれらはすべて身体の補正作用であり、
科学的に説明可能な現象です。

カイロプラクターの特殊能力、才能とは全く関係ありせん。

 


第一頸椎の重要性

第一頸椎は脊柱の中で脳からの命令が伝達され、
また体の内外からの情報が脳へ伝達される椎骨上の作用部位であり、
静止状態や立位状態において重心線が通過する最初の可動関節になります。

頭部の支持という観点から、
第一頸椎の影響によって下部脊柱は構築上、
また神経伝達においてもその機能に影響がでます。

 


神経の圧迫?

「医療機関でのレントゲンやMRIの検査の結果は異常なしでした」

が、「明らかに身体には異常があります!」

という方が多く来られます。

上部頸椎カイロプラクティックの方法で検査を行うと、
首の骨の歪みにより神経エネルギーの圧迫が見つかります。

「神経の圧迫があるのにMRIとかで分からないのですか?」

「神経の圧迫ということはヘルニアですか?」

といったこともよく聞かれます。

当オフィスでは、
首の骨の歪みによる神経の圧迫はありますが、

それは、

『自覚できない程度の圧迫』

と考えております。

 


上部頸椎の重要性

首の骨(上部頸椎)の歪みは精神的、肉体的両面に影響を及ぼします。

したがって、肉体面の症状を訴えて来たクライアントであっても、
首の調整後に精神面にも改善を見ることがよくあります。

このように首の骨(上部頸椎)の歪みは、
全身性であって決して部分的ではありません。

それは首の骨(上部頸椎)が脳からの神経の流れを最初に妨害する部位であり、
解剖学、生理学的にも全身の機能に影響を及ぼす部位だからです。

特に脳幹の最下部である延髄の端が、
上部頸椎の脊柱管内に位置することは極めて重要なことになります。

 


なぜ上部頸椎なのか?

上部頸椎カイロプラクティックは、
一箇所の矯正で全身に影響を与える手技である。

車に例えると、
車を動かすには車のキーを鍵穴に用いなければならない。

身体もこれと同じで、身体を最大に生かすには、
その身体に必要とするキーを用いなければならない。

車と同様、鍵穴の場所が変わることはなく、
それはいつも同じ場所であり、
キーを回す方向もいつも同じである。

つまりそこ以外には、
そしてその方法以外には、
全体を機能させるべき部分は存在しないのである。

上部頸椎カイロプラクティックでは、
そこが首の骨(上部頸椎)であり、
上部頸椎を調整することにより
身体の機能が回復するということである。

 


カイロプラクティック的自然治癒力の考え方

カイロプラクティックでは『自然治癒力が低下している』ではなく、
『自然治癒力が妨害されている』と考える。

そのため、どこで妨害が起こっているのかを調べ、
その妨害を取り除くために原因となっている椎骨の調整を行う。

脳からの神経エネルギーの妨害が身体のどの部分に対しても
自然治癒力のためのマイナス要因となるため、
クライアントの訴えるいかなる病気や症状も
カイロプラクティックの対象とはならない。

カイロプラクティックでは、
生物の身体に存在する全細胞の統制を行う前包括的知能として
自然治癒力を捉えている。

 


ホメオスタシス(恒常性)

私達の身体は常に『生命力』『自然治癒力』によって
内部環境が整えられています。

身体の恒常性は『生命力』『自然治癒力』によってもたらされたものであり、
この『生命力』『自然治癒力』の作用に妨害が起こったとき、
身体の恒常性が保たれなくなります。

カイロプラクティックではこの妨害のことを
サブラクセーションとよんでいます。

サブラクセーションの調整(アジャストメント)は、
この妨害を取り除き『生命力』『自然治癒力』のエネルギーが十分に
身体に反映できる状況を与えることになります。

後は『生命力』『自然治癒力』の意のままに、
身体の回復を期待するのであります。